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おぼえがき

おぼえがき

発酵槽

2018-11-08
 醤油醸造に欠かせない設備で、割と気に留められないものと言えば発酵槽でしょうか。製麹回数は貯蔵能力を超えられませんし、何といっても諸味が半年も過ごさなければならない生育の場所であるにも関わらず。
 協業工場が竣工した時の発酵槽はコンクリート製開放型の水槽で40KL容量のものが48基でした。生産量の増加に伴って64基まで増設しましたが、温醸効率に難があり、120KL容量の密閉型FRPタンクに置き換えられました。こちらは二重構造のジャケット式になっており、加温・冷却の温度管理がきめ細かに出来るため現在主流の方式です。
 ここに至って発酵・醸造のレベルが飛躍的に向上し、協業組合設立の所期目標のひとつが達成されたと言っていいかもしれません。
 では今後はどうなってゆくのでしょうか。どうやら答えは海の向こうからやって来たようです。
大野醤油醸造協業組合
石川県金沢市大野町4丁目甲18-6
TEL.076-268-1301
FAX.076-268-1302
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