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おぼえがき

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木槽

2018-11-22
 協業工場には木槽が二基据えられています。能登産の杉を使用した直径4メートル、高さ4メートルの巨大と言っていい大きさで、木桶と比べると姿が寸胴なところが特徴です。
平成26年2月に完成しました。
 1ロットの諸味を仕込むためには40klくらいの容量が必要なため、せいぜい30石(5~6kl)の木桶を使っての醸造は現実的ではありませんし何より温度管理は四季まかせの天然醸造が前提になります。こうしたことを踏まえ設置したのはまさにこれからの需要への対応を考えたからにほかなりません。
 先進国における有機食品の需要は日を追うごとに高まっており、伝統食品に関してはその生産設備にまで要求が及んできています。
とは言え復古主義で良いかと言えばそうではなく品温管理も含め現代化が問われます。
木槽ならジュール熱が発生するのではないか。
実験室から飛び出しての実証の始まりです。
 
大野醤油醸造協業組合

石川県金沢市大野町4丁目甲18-6
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