おぼえがき
大野紫(はじまり)
2018-09-12
今では大野醤油を代表する顔として知られている「大野紫」ですが、実はまったく別々に進行していたふたつの流れがひょんなことから合流したことで偶然生まれたのです。
ひとつめは当時の金沢市長からのお声がかりで、大野醤油をブランドとしてアッピールするために「統一ラベルのデザインを考案せよ」とのこと。制作費用の助成とデザイナーの推薦もいただきました。理事長を中心に実現に向けて検討を始めたものの全組合員が取り扱うことを前提にすると、これが大野醤油だという標準モデルの策定が必要ですし、そのほかにも色々な思惑が絡み合うことが想定され足踏み状態となっていました。
ふたつめは「五大名産地」を標榜したものの名産地たる所以、これが最高の大野醤油だというものを世に出したいと当時のむらさき会会長が探究模索していたことです。
伝説が蘇るまでもう少し