おぼえがき
大野紫(醸す)
2018-09-14
統一ラベルの大野醤油から最上大野醤油のラベル製作へと、思わぬ展開になりました。今に生きる我々が見たことも味わったこともない「ザ オオノショウユ」とでも呼ぶべき伝統醤油の復活を目標に転換するのですから。
ラベルデザインを金沢出身で高名なデザイナーへ一任したところ企画そのものへの賛同を寄せられ、容器の選定から製品としての意匠、さらにはプロモーションまで力添え下さるとの応援をいただきました。
ともかくまだ見ぬ醤油を復刻することです。町史をもとに米麹の割合を変えた三種類の試作をしてみたところ、驚くなかれ記載の割合が最上でありました。
秋口に仕込みを開始して初夏には完成を目論んでいたものの米麹との混合醸造は思いのほかはかどらず梅雨をこすこととなりました。 沸かすという行程が必要だったのです。
デビューまであと少し