おぼえがき
全国醤油サミット
地域団体商標「大野醤油」
ネクストフーズいしかわ2004
三年ごとに開催計画の第二回目への出展となりました。前回の展示試食会形式から今回は展示即売会へと方向転換し各ブースの意気込みが違います。大野醤油組合は単独での出展で目玉はもちろん「大野紫」です。試食は紅葉かまぼこでパネルも多数用意しました。何よりこの日のために大野紫の文字を背負い青海波を裾にあしらった法被を新調するなど気合満点で臨んだのです。
大野醤油伝説の味は来場者に評価され高級感溢れる意匠も手伝い午前中から売れ行き好調で推移し成果に手ごたえを感じていたのですが、なんと異変?は午後からやってきたのです。当時ラジオの人気番組で「出前コマーシャル」というコーナーがあり、むらさき会会長が会場で生出演、大野紫の伝説とその類いまれなる味を強烈に(5分の約束が14分かかったのはご愛嬌)アッピールしたところ聴取者が殺到しあれよあれよという間に200本が完売したのです。
大野紫(発表)
完成品ができあがり、まずは金沢市長に報告のため理事長とむらさき会会長とで報道陣が取り囲む中市長室を訪れました。金箔で青海波の模様をあしらい堂々としたラベルは角瓶の一辺を中心にして大野紫の文字が左右に広がる大胆な構図、また製品は裸ではなく円筒に収容する斬新な意匠、肝心の醤油の方はさしみで味わっていただいたところ味・色・香りに百万石の風格を認められ、これぞ金沢ブランドとの評価をいただきました。
次に大野町の皆様へのお披露目としてマグロの解体ショーが企画され復刻の味を大いに堪能してもらいました。
発売の日取りは十月一日醤油の日に決定。その日に向けて、またその後の拡販について検討を重ねます。最大の観点は日本で唯一のこの味、米麹由来の甘みとうま味を何と表現したら良いのかということでした。
「伝説の甘口(うまくち)しょうゆ大野紫あります。」